個人勢VTuberとは? 企業勢との違い・探し方・応援する方法

VTuberコンパス アイキャッチ:indie-vtuber

「個人勢ってよく聞くけど、企業勢と何が違うの?」「知名度はまだ低いけど、自分だけの推しを見つけてみたい」。そんな方に向けて、この記事では個人勢VTuberの意味と企業勢との違い、見つけ方、そして応援のしかたを、はじめての方にもわかるようにまとめました。

VTuberそのものの仕組みから知りたい方は、先に VTuberとは? 仕組み・楽しみ方・人気の理由 を読むと、この記事がぐっと読みやすくなります。

最初に結論

  • 個人勢VTuberとは: 事務所や企業に所属せず、自分(または仲間同士)で活動しているVTuberのことです。
  • 企業勢との違い: 収益化の条件はどちらも同じYouTubeの基準です。違うのは、モデルや機材の用意、企画、宣伝、グッズ作りまでを自分で担うかどうか、という点です。
  • 探し方: Xのハッシュタグ、YouTubeのライブ一覧、切り抜き・ショート、コラボ相手をたどるのが近道です。
  • 応援のしかた: 見る・高評価・コメント・共有といったお金をかけない応援も、個人勢にとっては大きな力になります。ファンアートや切り抜きは、本人が決めたルールを確認してから。
目次

個人勢VTuberとは?

個人勢の意味

個人勢VTuberとは、芸能事務所やVTuber事務所などの企業に所属せず、個人で活動しているVTuberのことです。略して「個人勢」、あるいは「個人V」と呼ばれることもあります。1人で活動している人だけでなく、友人同士でグループを組み、事務所を通さずに活動している場合も個人勢に含めることが一般的です。

これに対して、企業が運営するプロジェクトや事務所に所属しているVTuberを「企業勢」と呼びます。どちらが上、どちらが下というものではなく、活動のしかたの違いを表す言葉です。

個人勢VTuberはどれくらいいる?

VTuberの数は年々増えています。株式会社ユーザーローカルの調べでは、VTuberの数は2022年11月の時点で2万人を超えました。大手事務所に所属する人数は多くても1社で数十〜数百人規模なので、VTuber全体で見ると、企業に所属していない個人勢が大きな割合を占めていると考えられます。

毎日のようにどこかで新しいVTuberがデビューしていて、そのなかには、まだほとんど知られていないけれど魅力的な人がたくさんいます。VTuberコンパスが個人勢の紹介に力を入れているのは、そうした「まだ見つかっていない推し」とあなたをつなぎたいからです。

企業勢との境目

案件の仲介だけを会社に任せている人など、はっきり線が引けないこともあります。迷ったときは、本人がプロフィールで「個人勢」と名乗っているかを見るのが確実です。当サイトでも、本人の名乗りに合わせて表記します。

個人勢と企業勢の違い【比較表】

大まかな違いを表にまとめました。あくまで一般的な傾向で、実際の活動の形は人や事務所によってさまざまです。

項目個人勢VTuber企業勢VTuber
所属なし(個人・仲間同士)事務所・企業のプロジェクト
デビューのしかた自分で決めて、自分のタイミングでオーディションやスカウトを経ることが多い
モデル(見た目)・機材自分で依頼・購入・用意する事務所が用意・サポートすることが多い
企画・編集・サムネイル自分で作る、または個人で外注するスタッフの支援を受けられることが多い
YouTubeの収益化条件YouTubeの基準(下で解説)同じくYouTubeの基準
収益の受け取りYouTubeなどから本人が受け取る事務所との契約にもとづいて分配される(条件は公表されていないことが多い)
グッズ・ボイスBOOTHなどで自分で企画・販売することが多い事務所の公式ショップで販売することが多い
宣伝・知名度自分のSNSやコラボで少しずつ広げる事務所の告知力やファン層を生かせる
活動の自由度配信の時間・内容・ジャンルを自分で決めやすい事務所の方針やスケジュールに合わせる部分がある
ファン活動のルール本人がXや概要欄で決めていることが多い事務所が二次創作ガイドラインを公開していることが多い

収益化のしくみは同じ

意外と知られていないのが、YouTubeで収益化する条件は、個人勢も企業勢も同じだということです。YouTubeパートナープログラム(YPP)の基準を満たしたチャンネルだけが、広告収益やメンバーシップ、スーパーチャット(スパチャ)などの機能を使えます。

2026年9月時点のYouTubeヘルプによると、主な基準は次のとおりです。

  • メンバーシップやスパチャなどのファン向け機能: チャンネル登録者500人以上、かつ直近12か月の総再生時間3,000時間以上(または直近90日のショート視聴回数300万回以上)
  • 広告収益の分配: チャンネル登録者1,000人以上、かつ直近12か月の総再生時間4,000時間以上(または直近90日のショート視聴回数1,000万回以上)

なお、YouTubeは2026年8月に、2027年2月1日から広告収益の分配を含むYPPの参加基準を引き上げると公式ブログで発表しています。新しく参加するチャンネルは、登録者1,000人以上に加えて、直近365日の総再生時間8,000時間以上、または直近90日のショート視聴回数2,000万回以上が必要になります。すでに参加しているチャンネルのステータスは変わらず、メンバーシップやスパチャなどファン向け機能の基準(500人など)も変更されないとされています。

企業勢は事務所のサポートで早い段階から基準に届くことが多い一方、個人勢は視聴者一人ひとりの再生時間や登録が、収益化までの道のりを直接押し上げることになります。個人勢にとって「見てくれる人」がどれほど大切か、わかっていただけると思います。

モデル・機材は自分で用意する

個人勢は、見た目となるイラストや動くモデルを絵師やモデラーに依頼したり、自分で作ったりして用意します。配信用のパソコン、マイク、カメラなどの機材も基本的には自前です。企画や動画の編集、サムネイル作り、SNSの運用まで、すべて自分でこなしている人も少なくありません。

だからこそ、個人勢の配信にはその人のこだわりやセンスがそのまま表れます。画面のデザインやオープニング映像ひとつにも、手作りならではの味わいがあります。

運営も自分で決める

配信のスケジュール、グッズの企画、ファンアートや切り抜きのルールも、個人勢は自分で決めます。グッズやボイスは、pixivが運営する創作物の総合マーケット「BOOTH」などで出すケースがよく見られます。

事務所のような大きな告知力がないぶん、1回の共有、1件のコメントが次の出会いにつながりやすいのも個人勢の特徴です。

個人勢VTuberならではの魅力

  • 配信者との距離が近い: 視聴者がまだ多くない配信では、コメントを一つひとつ読んでもらえることがよくあります。何気ない一言が次の企画のきっかけになることも。
  • 成長を近くで見守れる: 登録者100人、500人、1,000人と、節目を一緒に迎えられるのは早くから応援している人だけの体験です。
  • ジャンルや個性の幅が広い: 特定のゲームを極める人、歌やASMRにこだわる人、専門知識を生かした雑談をする人など、「こんな人を探していた」と思える出会いがあります。
  • 「自分で見つけた」喜び: 大勢に知られる前に見つけた推しは、やっぱり特別です。

個人勢VTuberの探し方5選

ここでは、初めての方でもすぐに試せる探し方を5つ紹介します。

1. Xのハッシュタグで探す

デビューしたばかりの個人勢は、Xでハッシュタグを付けて自己紹介や初配信の告知をしていることが多いです。たとえば次のようなタグで検索してみましょう。

  • #新人VTuber
  • #VTuber準備中
  • #初配信

最新順に並べて追いかけるのがコツです。ハッシュタグは誰でも付けられるので、気になる人が見つかったら、本人の固定ポストや自己紹介動画から見てみましょう。

2. YouTubeのライブ一覧・検索で探す

YouTubeで「VTuber 雑談」「個人VTuber 歌枠」など、好きなジャンルと組み合わせて検索し、並び替えや絞り込みで「ライブ」を選ぶと、いま配信しているVTuberが見つかります。同時視聴者がまだ少ない配信に思い切って入ってみるのも、個人勢との出会い方のひとつです。

3. 切り抜き・ショート動画から出会う

短い動画は、その人の雰囲気を知るのにぴったりです。ショートで気になったら、元の配信やチャンネルのほかの動画もチェックしてみましょう。

4. コラボ相手をたどる

好きなVTuberがコラボしている相手や、Xでよくやりとりしている相手は、雰囲気や好みが近いことが多いです。推しの推しをたどっていくと、自然と個人勢の輪が広がっていきます。

5. VTuberコンパスの記事を読む

当サイトでは、デビューしたばかりのVTuberをまとめた 【2026年10月】新人VTuberデビュー一覧 を掲載しています。個人勢VTuberのプロフィールや魅力、おすすめの配信を1人ずつ紹介する記事も順次公開していきます。

個人勢VTuberを応援する方法

「応援したいけど、何をすればいいかわからない」という方も大丈夫です。お金をかけなくてもできる応援はたくさんあります。

お金をかけずにできる応援

  • チャンネル登録・フォロー: いちばん基本の応援です。YouTubeの通知をオンにしておくと、配信を見逃しにくくなります。
  • 配信や動画を見る: 先ほど紹介したとおり、再生時間は収益化の条件にも関わります。リアルタイムで見られなくても、アーカイブを見るだけで力になります。
  • 高評価を押す: ボタンひとつでできる応援です。
  • コメントする: 「こんばんは」「おつかれさまでした」の一言でも、配信者にとってはうれしいものです。
  • SNSで共有する: 配信の告知を共有したり、「この配信よかった」と感想を投稿したりすると、新しい視聴者に届くきっかけになります。本人が感想用のハッシュタグを決めていれば、それを付けましょう。

ファンアートを描くときはタグとルールを確認

ファンアート(推しのイラスト)は、多くのVTuberが喜んでくれる応援です。個人勢は、ファンアート用のハッシュタグや描いてよい範囲などのルールを、Xのプロフィールや固定ポスト、YouTubeの概要欄、公式サイトで案内していることが多いです。

描いたら本人が決めたファンアートタグを付けて投稿すると、本人やほかのファンに見つけてもらいやすくなります。ルールが見当たらないときは、無理に投稿せず、本人に確認するか案内が出るのを待つのが安心です。

切り抜きを作るなら許可を確認

切り抜き動画は、新しいファンを増やすきっかけにもなる一方で、配信は本人の作品です。事務所所属のVTuberはガイドラインで条件を決めていることが多いですが、個人勢はルールがない場合もあり、そのときは本人に確認するのが基本です。

  • まず、Xのプロフィールや概要欄に切り抜きのガイドラインがあるかを確認する
  • ない場合は、本人が案内している方法(質問箱など)で許可をお願いする
  • 収益化してよいか、どこまで使ってよいかも、本人の決めたルールに従う

お金を使う応援

無理のない範囲で、お金を使った応援もできます。

  • メンバーシップ: 月額で加入すると、メンバー限定のスタンプやバッジ、限定配信などの特典があります。加入できるのは18歳以上(韓国とアルジェリアは19歳以上)で、途中で解約しても残りの期間分は返金されない仕様です。
  • スーパーチャット(スパチャ): ライブ中にメッセージ付きで送れる投げ銭です。YouTubeによると、地方消費税やiOSのApp Storeの手数料を差し引いた額の70%が配信者に支払われます。
  • グッズ・ボイスを買う: 個人勢はBOOTHなどでアクリルスタンドやボイス、壁紙などを販売していることがあります。手元に残る形で応援できるのが魅力です。本人の告知から、公式の販売ページで購入しましょう。

応援するときのマナー

気持ちよく応援を続けるために、次のことを心がけましょう。

  • 使うお金は無理のない範囲で。 金額の大小より、続けて見てくれることのほうが配信者にとって心強いものです。
  • 本人が決めたルールを守る。 ファンアート、切り抜き、配信中のネタバレなどのルールは人によって違います。
  • ほかの配信者と比べない。 コメント欄で別の人の話を持ち出したり、数字を比べたりするのは控えましょう。
  • 配信の進め方に指示を出しすぎない。 アドバイスは、本人が求めているときだけにしましょう。
  • プライベートを詮索しない。 本人が話していないことは、聞かない・調べない・広めないのがVTuberを応援するうえでの基本です。

よくある質問

Q. 個人勢でもスパチャやメンバーシップは使える?

使えます。YouTubeの基準(2026年9月時点で、チャンネル登録者500人以上など)を満たしてYouTubeパートナープログラムに参加すれば、個人勢でもメンバーシップやスパチャなどの機能を使えます。

Q. 個人勢の配信を切り抜いてもいい?

本人のルール次第です。ガイドラインがあればそれに従い、なければ本人に確認してから作りましょう。

まとめ:まだ見つかっていない推しに会いに行こう

  • 個人勢VTuberは、事務所に所属せず、自分の力で活動しているVTuberです。
  • 企業勢との違いは、モデルや機材、企画、宣伝、グッズまで自分で担うこと。そのぶん、個性や距離の近さが魅力になります。
  • 見る・高評価・コメント・共有といった応援も、個人勢にとっては大きな力になります。
  • ファンアートや切り抜きは、本人が決めたルールを確認してから楽しみましょう。

VTuberコンパスでは、これからも注目の個人勢や新人VTuberを紹介していきます。あなたの「推し」が見つかるきっかけになればうれしいです。

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参考・出典

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この記事を書いた人

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